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救急蘇生術:人工呼吸は不要 心臓マッサージに効果あり 

突然意識を失って倒れた人を蘇生させるための応急手当は、心臓マッサージだけで効果があり、従来勧められてきた人工呼吸は必要ないことが、日本救急医学会関東地方会の研究班(班長、長尾建・日本大駿河台病院救命救急センター長)の調査で分かった。こうした人の救命には、そばにいた人の蘇生措置が大きな役割を果たす。人工呼吸には、口と口の接触に抵抗感を持つ人も多く、蘇生措置の実施率向上にもつながりそうだ。

 研究班は02~03年、関東各地の58病院と救急隊の協力を得て、そばに人がいる状態で突然心臓が止まって倒れ、救急車で病院に運ばれた18歳以上の患者4068人を調べた。そばにいた人から人工呼吸と心臓マッサージを受けた患者が712人で、心臓マッサージだけを受けた患者は439人。救急隊到着まで蘇生措置を受けなかった患者が2917人だった。

 倒れてから30日後の時点で、介護なしで日常生活が送れる状態に回復した割合は、両方受けた患者が4%、心臓マッサージだけの患者は6%で、人工呼吸なしでも変わらなかった。一方、蘇生措置なしの患者は2%にとどまった。

 患者の約9割を占めた救急隊到着時に完全に呼吸が停止していた人に限った分析では、回復率は心臓マッサージだけの患者が6%だったのに対し、両方受けた患者は3%で、心臓マッサージだけの患者の方が回復率が高いとの結果になった。

 また、蘇生措置の6割以上は一般の人が、残りは通りがかった医師ら医療関係者が実施したが、効果に差はなかった。

 人工呼吸は不要との結果について、長尾班長は「呼吸が止まっても12分程度は血液中の酸素濃度がそれほど下がらないことや、心臓マッサージの際の胸の動きで、空気が肺に送り込まれることなどが考えられる」と話している。

 心臓マッサージは、患者の意識がないことや呼吸が止まっていること、あえぐなど普通ではないことを確かめた後、両方の手のひらの付け根を患者の胸の中央に重ねて押す。体重をかけ深さ4~5センチまで胸をへこませた後、力をゆるめて元に戻す。これを1分間に100回のペースで繰り返す。救急隊が来るか、AED(自動体外式除細動器)が届くか、患者の体が動くまで続ける。1人では消耗するため、2分程度をめどに交代で行うとよいという。【高木昭午】

英文を読む
毎日新聞 2007年9月27日 15時00分 (最終更新時間 9月27日 15時04分)


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救急医学会で発表されて、口対口の人工呼吸が無意味だと証明されたら、
次のガイドラインでは人工呼吸はなくなるかもしれませんね。

でも2分200回は本当に限界・・・・。
一人だったらどうなっちゃうんだろう。。

やはり、優秀な一般市民バイスタンダーを多く輩出するしかないようですね。

がんばりたいと思います。
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G2000テキストについて

めっつぇんばーむさんのブログを受けて、BLSヘルスケアプロバイダー 日本語版(G2000)『AHA心肺蘇生と救急心血管治療のための国際ガイドライン2000 日本語版』を手にしてみた。


11月に仕事関係の試験を抱えているので、しっかりと読む時間が取れないのだが、その中身の濃さに驚いている。
今後、BLSforHCPのインストラクターを視野に入れて、活動するのであれば、絶対に必読書であることは明白。

私自身はG2000育ちである。
今後勉強してゆく上で、色々な疑問が出てくるであろう。
それはイコール非医療従事者の疑問であることは想像出来るし、
その疑問に対して、明確な答えが出来るようにしておきたい。


すでに新刊はなく、古書のみ流通しているので、いずれ定価を上回ってくるだろう。
未入手の方は今のうちにどうぞ♪


読み込んでからの感想はまたそのときに・・。

DSCN3202.jpg

心肺蘇生術:死球の男児助かる 救命士らの連携で 長崎

17日午前11時半ごろ、長崎県諫早市森山町の森山グラウンドであった少年ソフトボール大会高学年の部で、打席に立った市内の小学6年の男子児童(11)が胸に死球を受け、一塁に向かおうと約10メートル走ったところで突然倒れた。心肺停止状態になったが、隣のグラウンドに偶然いた小浜消防署(同県雲仙市)の男性救急救命士(35)と女性看護師2人が応急の心肺蘇生術を施し、回復に向かっている。

 救急救命士は低学年の部の試合に出場していた児童の保護者。隣のグラウンドで男児が倒れているのを知って駆けつけ、人工呼吸と心臓マッサージをした。近くには別の児童の保護者である看護師2人もおり、3人が交代で9分間マッサージをした。

 救急車が到着し、AED(自動体外式除細動器)を使い、心肺は蘇生した。男児はドクターヘリで同県大村市の長崎医療センターに搬送された。

 県央消防本部(諫早市)によると、心臓マッサージなどがなければ、蘇生は難しく「適切な蘇生措置ができたので、AEDで心肺が回復できた好例」としている。

 この救急救命士は「1人でのマッサージは2分が限度で、看護師さんの応援がありがたかった。何より男児の命を救えたのがうれしい」と話している。【柳瀬成一郎】

毎日新聞 2007年9月17日 21時21分 (最終更新時間 9月18日 0時06分)


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こういうニュースを見るたびに、一次救急の大切さを思い知ります。
この男の子は運が良かった。。
でも、運が悪ければ大切な命の火が消えるのです。

誰でもみんながCPR(心肺蘇生)出来れば運がいいとか悪いとかじゃなくて、
助かる命が当たり前に助かる。

私はこのことの大切さを伝えてゆきたいと、強く強く思うのです。


そしてまた・・こんな記事もあります。


AED「増設だけでは救えぬ」--千代・日赤救急部長 /和歌山
9月15日16時3分配信 毎日新聞


 ◇心臓マッサージや119番も必要--一体的な知識普及を
 停止状態になった心臓の鼓動を電気ショックで正常に戻すAED(自動体外式除細動器)。04年に一般人も使えるようになってから急速に普及し、多くの場所で見かけるようになった。しかし、「増やせばいいというものではない」と指摘するのは千代孝夫・日赤和歌山医療センター救急部長。「AEDと同時に行わなければならない心肺蘇生法(心臓マッサージと人工呼吸)の講習、119番通報の徹底など、一体的なシステムを構築しなければ蘇生率は上がらない」と話す。
 今年5月、県内のある工場で、勤務する53歳の男性が倒れた。同僚らは備え付けのAEDを使ったが、心臓マッサージや人工呼吸は行わず、119番通報もAEDの後だった。蘇生率は発症から1分ごとに10%下がる。男性は病院に運ばれたが死亡した。千代部長によると、こんな例は珍しくないという。05年の愛知万博では、AEDを300メートル間隔で約100台設置。5人に使われたが、助かった4人にはいずれも医師や医学生、元看護師らが実施。AEDだけの成果とはいえない。
 県内にAEDは今年7月1日現在、役所や学校、病院など398カ所にある。全国では約6万カ所に上るという。しかし、循環器内科医らで作る「ハートケア情報委員会」によるインターネット調査(06年10月)では、AEDを「知らない」が53・8%と半数以上。さらに、目の前で人が倒れたとき「AEDを使う」は13・8%に過ぎない。
 口に口をつける人工呼吸も、救命をためらう大きな理由の一つ。ただ、心臓マッサージだけのほうが救命率が高いとする研究もある。千代部長は「人工呼吸を義務付けて蘇生率が下がったら意味がない。心臓マッサージとAEDによる心肺蘇生が期待される」と言う。
 消防庁によると、AEDに関する講習を受けたのは、05年1月~今年3月に全国で累計約530万人。このうち06年度は約304万人、県内は約3万5000人だった。蘇生法は年々見直しが進むため、知識の更新が必要だ。千代部長は「AEDは魔法の箱ではない。しかし、ハード面での安全は確立している。まず行動を」と呼びかけている。【辻加奈子】

9月15日朝刊

最終更新:9月15日16時3分


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やはり、一般市民による救命講習の必要性は、とても高いです。

今回の野球の少年もたまたま救急救命士や看護師が傍にいたからよかったものの、いなかったら助からなかったかもしれません。。

救急医学9月号と・・

めっつぇんばーむさんのブログで拝見して、注文してみた
へるす出版「救急医学 2007年 9月号」
が昨日手元に届いた。

初めて医学専門雑誌を手に取り、ざっと目を通してみたが、前半3分の1は私のレベルでもしっかり理解出来る内容だったことに加え、興味深い内容が盛りだくさんだった。

普段知ることのないAEDの歴史などは、非常に面白いと感じた。(このへんが素人なのだけど(*・・*))

この本はめっつぇんばーむさんがおっしゃる通り、次のガイドラインが発表され落ち着くまで、何度となく手にする機会があるだろう。
BLSに携わる人には、医療従事者でなくても手にして欲しい本だと感じた。


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☆裏話☆

この本を買おうと思ったものの、どこにどうして売ってるのかわりませんでした。
近所の本屋さんに問い合わせると、「専門誌なので一ヶ月以上かかりますよ~」とのこと。
そんなの待てない~~!!(←気が短い。欲しいものはすぐ欲しい)
もう一度ネットで検索したら、出版元がヒット!
出版社のページをよーーくみたら、TOPページの中央右側に「雑誌、書籍のご注文」のアイコンを発見
これちょっとわかりにくいって・・・と思いつつクリック♪
またでたーーーっ!
「所属」しかも必須!
仕方がない・・・BLSのときと同じように、自分のサロンの名前を書いちゃった(*・・*)
今度は「主婦」とでも書いてみようかしら・・

すぐに届きました^^
普通に・・問い合わせもなく(笑)
ご購入予定の方は出版元から購入が早いようです。
送料も書籍なので安かったです。

そして、時を同じくして、救急とは全然関係ない世界に生きていらして、
でも私の勧めで消防の普通救命講習→上級救命講習を受講。
三重県某市で「市民救急の家」とかに指定されちゃった友人から
HCP取得のお祝い?として某車会社の「救急セット」をプレゼントして頂きました。
(付属していた冊子はG2000でした)
これがなかなかの内容で、手袋、三角巾、薄型の保温シーツまで入っています。
車に積んでおこうと思います。



救急医学

京都の龍谷大学全館にAED設置 救命講習

龍谷大でAEDの救命講習
心臓発作を起こした救急患者に対して一般の人も使用できる医療機器「AED」を使った救命講習が京都の龍谷大学で行われました。

龍谷大学では、数年前に学生が心臓発作を起こしたことをきっかけに、去年からことしにかけ、学内の全ての建物にAED合わせて52台を設置しました。
これを受けて13日は京都市伏見区のキャンパスで、学生を対象にAEDの使い方を指導する救命講習が行われました。
学生たちは講師として招かれた伏見消防署の救急隊員の指導のもとはじめにAEDが届くまでに行うべき心臓マッサージや人工呼吸の方法を学びました。
このあと、学生たちは実際にAEDを使って音声の案内に従いながら人形に電気を通すパットを装着して電気ショックを与えていました。
参加した学生は「やってみないとわからないことが多いので良い経験になりました。
もうすぐ学園祭があるので何かあっても対応できるようにしておきたい」と話していました。
伏見消防署の救急隊員は「心肺そせいは時間との戦いで、人が集まる施設ではすぐAEDを使えるよう複数設置するとともに、いつでも使えるよう日ごろから訓練を行うことが大切です」と話していました。

(NHKニュースより抜粋)


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このように大学の全館にAEDが設置されるのはすごいことですよね。
ひとつの大学に52台。
数年前に学生が心臓発作を起こしたことがきっかけだそうです。
そして、たくさんの学生を対象に救急救命講習。
若い吸収力で一気に救急救命の輪が広がるきっかけになりますよね。
素晴らしい取り組みに拍手を送りたい気持ちです。

これからの時代、こういう取り組みをする学校をどんどん増やし、
優秀なバイスタンダーを輩出して欲しいと強く思いました。

そして志ある若者の力におおいに期待したいところです。

カードが届いて・・

9月6日・・とうとう待ちに待ったカードが届いた。
ずっしりと重みを感じた。

欲しくて欲しくて・・やっと手にして・・
でも、なんだかそれはあっけないほどで・・。

「やっと取れた」
と言うよりも、「これから」のことを想像するとくらくらしそうになった。

カードが届いた記念に、このブログを開設。
AHA BLSに関わる方たちと、同じ土俵で横につながりを持ち、
情報交換の輪に入りたい!と思ったから・・。
このブログがこれからの私に、いっぱい奇跡の出会いをくれると信じて・・。


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今はこの時点です。
これからはたぶん更新がゆっくりになってゆくと思いますが、
日々想いはいっぱいで、頭の中でぐるぐるしています。
変わらずよろしくお願い致します。

本業と医療を結ぶ、メディカルアロマの勉強を進めています。
医療関係者の方々が多い中でこういうお話はいかがなものかと思いますが、
疲れたときや、ちょっと頭が痛いな・・というようなとき・・
精神的にしんどいときなどなど・・
お薬に頼るほどではないのだけれど・・・
という症状のとき、ゼヒご相談ください♪

有効なエッセンシャルオイルの調合をご紹介をさせて頂けると思います。
しかしながら、アロマの世界は全て「自己責任」が絶対です。
その点だけはご理解ください。

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もちろん営業目的ではありませんので、ご相談は全て無料です(笑)
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受講当日

夏休みも終盤に差し掛かり、とうとう翌日に受講という前の夜。。
緊張で眠れなかった。

思い返せばこのとき・・・
考えて・・考えて・・
何かに突き動かされるようにして動き出した。

友人の内科医に「あなたなら出来るよ」と背中を押され続け・・
テキストを手にして・・・。

そして・・不安と緊張で本気でびびりながらトレーニングサイトへ向かった・・。
受付で参加者名簿を見てドン引きした・・。
「わ・・私本当にここにいていいの~~?」
泣き出して逃げ出したい気分・・。
受講者名簿にずらり「医師、医師、正看護師、医師、医師、医師、正看護師、医学生・・・・」

こんなプロフェッショナル集団の中・・輝く「自営業」の文字・・。
しかも所属が・・・堂々と「エステサロン○○」って私のサロンの名前が書かれてるし!!
「何これーーーーーっ!」って叫びたかった。。
こんなの書くって聞いてないよーーーー!
所属:ってあったから書いといただけなのに・・


もうかんべんしてくださいって気分で各班に分かれて自己紹介。
「私は医療従事者ではありません。元ライフセーバーです。」
ほとんど開き直りで堂々と言ってみた。

そして講習が始まった・・・。

不安なんて思っていられないほどの勢いで進んでいく。
やっていくしかなかった。
どんどんどんどん・・・実践実践実践。。
必死になっていた。
大丈夫!全て身体が覚えてる。
講習だけは負けないぐらい重ねてきた。
だって頭で考えてる余裕なんていっさいない。許されない。
全ては「何秒以内」とストップウォッチで計られている。
急がなくちゃいけない。
でも焦っちゃいけない。
確実に・・正確に・・・
2分の長さ・・5~10秒の長さ・・そして短さを
身体に叩き込まれる。

「あなたどうぞ」なんて言っている時間はただの1秒も許されない。
実践の時間になったら自ら立ち上がる。
3人の班の中で、自然にルーチンが出来てゆく。

私の班はすごかった。パワーに満ち溢れていた。
どの班よりも声が出ていた。
私・・・がんばった。
ライフセーバーはチーム蘇生が絶対条件で、
波の音と人々の喧騒にかき消されないぐらい大きな声の連携が欠かせなかった。
だから私・・誰よりもカウントと「お願いします!」の
声が出ていたと思う。これはもう身についてしまっている。
後の二人はそれにつられていった。
次第に本当に元気な体育会系?チームになっていった。
医学生Yくんとかわいい看護師Nちゃん。
20代の若い二人のエネルギーをいっぱいもらいながら・・。

緊張の筆記と実技の試験。。
出来なければ補講、再試験となる。

テキストは何度も何度も読んで覚えた。
どこに行くにも持ち歩いて、隙間の時間で勉強してきた・・。
大丈夫・・がんばれる・・・自分を信じよう。
別室にて25分の試験が始まった・・。

そして実技・・・
試験も全てストップウォッチでカウントされている。
一瞬の隙も許されない。
次の動作に戸惑ったらもうアウト。
補講→再試験である。
考える余裕なんてない。
身体に叩き込んできたことを流れるようにするしかない。。

一連の確認事項を読み上げられたあと
「それでは大丈夫ですか?」
と聞かれ、
一呼吸おいて「はい」と答えた。

結果が配られた。


筆記 100点
実技 合格

泣きそうになっちゃった。。
また・・次に進めるって思った。

次回からタスクとして講習に参加出来る。
嬉しかった。。

そしてタスクを積み重ね、インストラクターになるために経験と勉強を重ねよう。

サイト長の先生に・・
「Ricoさんがインストラクターになれたら、年1回でもRicoさんの地元(片道2時間強かかります)でBLSを開けたらいいですね~。今はそのベースがないのですが・・。ぜひがんばってください。」
って言って頂けた。

県内唯一のトレーニングサイトと地元でのBLS講習の橋渡しになれるかもしれない。。
そんな新しい希望・・目標が私の中で芽生えた。


そして・・この夏休みの間に地元市内の各小中学校にAEDが配置された。
私はやっぱり子供の一次救急をなるべく早い時期に地元で広める講習を開く必要性を感じる。
やるしかない。。きっと出来る!

非医療従事者のインストラクターについて想うこと

少し、過去のことから離れて、現在の私が考えることを・・。

非医療従事者がインストラクターになって、さて・・いったいどこまで求められるのか・・。
ということを考えてみた。

BLSforHCPのコースというのは、やはり医療従事者向けに出来ている。
ACLS(医療従事者による二次救急)を受講するための条件にもなっている。

BLSforHCPコース指導の際、受講者からなんらかの質問を受けたとする。
まだまだ受講者の9割以上・・・もしかしたら100%が医療従事者であるということも少なくはないはず。

インストラクターが受講者のある質問に対して
「私は医療従事者ではないので、わかりません。」
「ちょっとお待ちください。聞いてきます。」

果たしてこの返事は許されるのであろうか。
許されない!と断言するほどではないにしろ、
自分自身の知識のなさに、滅入り、やっぱり適当ではないんだと
落ち込むことは簡単に想像出来る。

じゃあ出来ることはなにか・・
想像出来る限りの疑問に対して、答えられるよう自分が学ぶしかない。
じゃあそれはどこで掴むか・・タスクを重ねるしかない。
あらゆるケースを見て、聞いて、感じて・・(どこかで聞いたことある台詞ですね!(笑))
自分のものにしてゆく・・。
そして、タスク中に疑問の思ったことや、わからなかったことは
積極的に先輩インストラクターに教えてもらうようにしなければならない。
どんな些細なことでも・・。

それが、高い受講費を支払って来てくださる熱意ある受講者の方々に対しての必要最大であり、当然の努力である。



さて・・視点をもっと一般市民に向けてみよう。
私はインストラクターになったとして、AHAのBLSforHCPコースの指導だけにあたる気はない。
もっともっとどんどん一般市民に救命の連鎖の第一歩を踏み出せるよう、市民に優しい指導員になりたいとも思っている。
逆に言えば、その想いが「BLSインストラクターになりたい!」と思った原点である。
そして無理のない範囲でボランティア活動もしてゆきたい。
だって、救急の最前線は一般市民バイスタンダーなのだから。


AHA BLSforHCPのすごいところは、完全にシステム化された無駄のない完璧な指導である。
じゃあこれをこのまま一般市民に向けてしまったら・・。
きっと質が高すぎて、まっさらの方々には何がなんだかさっぱりわからないまま時間が過ぎてゆくことになるだろう。
だからHeart Saver AEDのコースも設けられているのである。

AEDコースは10月6日に受講予定であるが、これが本当に何の知識もない一般市民が最初に受けて、無理のない内容なのかどうか、非常に楽しみである。

私のような非医療従事者であっても、BLSを受講するまでにはたぶんみなさん、それぞれの経験や各種救急の受講や知識や必要性や・・
色々なバックボーンをお持ちに違いない。

そうでないとBLSforHCPのテキストを見たところで、わからないことだらけだろう。
予習すらもままならないはずである。


私は、BLSforHCPのインストラクターになるということは、どこの講習で指導に当たったとしても、受講者のありとあらゆる質問や疑問に答える能力を有するということだと思う。

そこにAHAの指導内容の素晴らしさや、インストラクターになるまでのこれでもか・・と言うぐらいの段階を踏む必要性の意味がある。
タスクに○回参加したからはいどーぞ。とパスをくれるものではないシステムにも素晴らしさを感じる。
知識、行動、熱意・・他にも人としての性質や色々あるかな・・
それら全てが認められて初めて、コアインストラクターに認定されて、インストラクターコースの受講許可がおりるのである。
また受講したからと言ってすぐにインストラクターになれるものではないし、
モニターをして、(きっと私はここでもしっかり足止めされるだろう)本当にたくさんの「試練」を潜り抜けてやっとインストラクターになることが出来る。

だからAHA BLSforHCPなのである。
これは実際受講してみて、心底感じたこと。
本物の中に自分が見えた瞬間だった。

BLS受講許可

6月も最終の週・・
上級救急講習も受けたことだし、さて・・BLSの受講申し込みをしよう!

このあたりから色々とBLS関係のブログなどを徘徊するようになった。

非医療従事者にはなかなか高く厳しい壁であることがうっすらながら感じられてくる・・。
医療従事者しか受け入れてくれないサイトもまだまだ多いと漠然と知る。
そして、そうばかりでもないこともわかってくる・・。

「申し込みをして断られたらどうしよう・・。」
「何もしないうちからへこんでどうする!」
「でも・・・・」

頭の中がぐるぐる・・。
勝手に泣きそうになったり・・。

えーーい!!って気持ちで県内のサイトに申し込み。

ドキドキしながら返答を待つ。

何日かして、メールが届いた。

「受講許可されました。」の内容に
小さく「やった・・!」とつぶやいた。


受講料18000円は許可が降りてから貯めた。
1回3000円のフェイシャルエステ・・お客さま6人分。
自宅で細々と営むサロンにとって、決して安い金額ではない。
でも、美容に関しても救急に関しても、自己投資だけは絶対家計に手をつけない。
交通費も全て自分でまかなうと決めていた。
そこに更なる仕事のやりがいや感謝が生まれる。

子供のように握り締めて受講料の振込み。
どきどきする振込みって・・・・自分でも可笑しかった。

現実味が帯びてきて、どこへ行くにもテキストを離さず持ち歩くようになった。
何度も何度も読み返し、英語のDVDを観てシュミレーションを繰り返した。

受講するまでに絶対大丈夫ってレベルにしなければ。。
なぜか・・インストラクターになるためには
BLSforHCPの学科試験に90点以上で合格する必要があったからだ。。


2月から始めた、6月の仕事関係の試験勉強に引き続き、BLSの勉強で、いつしかにわかに学生のような生活になっていた。



BLSforHCPを取得するために・・神さまが微笑んだ

BLSforHCPを取得したいきさつ・・その1
その2


AHA BLSforHCPの存在を知った私は、絶対受講したいと思うようになった。
そしてそれはいつしか指導もしてゆけるように・・との熱い気持ちに繋がっていった・・。

mixiにて、AHA関係のコミュニティーを放浪していたところ、
とあるサイトのインストラクターの方を発見した。
しかし私から声かけできるほどの勇気は持ち合わせていない。

そうしたところ・・私のプロフィールを読んだその方から短いメールが舞い込んだのである。

「ご訪問ありがとうございます。枯れることのないライフセーバー魂・・素晴らしいですね。」

これには心底驚いた。
まさかメールを頂けるだなんて、夢にも思っていなかった。
その方との温かな交流が始まった・・・。
4月の終わりのことである・・。


BLSの講習内容を詳しく知るようにもなってくると
子供や乳児のCPRも含まれるということがわかってくる。

私は子供や乳児のCPRを練習したことはなかった。
どうしてでも、BLSを受けるまでにやってみたかった。
消防の上級救命講習を受講しよう!と思った。

しかし我が家は田舎で、地元自治体の消防で上級救命講習は開催されてはいなかった・・。


県内の政令指定都市の消防局へ問い合わせる。
通り一遍の答え
「受講は市内在住、通勤、あるいは通学の方に限ります」

そんなことはとっくに知っている。
そこを何とかさせたいわけ。
だって地元では上級が受けられないんだから。

「どこかの会社からですか?」
「いいえ、個人です」
「う~~ん・・・」

あちらもダメとも言えず、規則と私の熱意との狭間で苦しんでいる様子。

ライフセーバーだったこと。
AHA BSL Healthcare provider Instructorの資格取得を視野に入れていること。
資格取得後、地元でのボランティア活動を考えていることを伝える。

「わかりました。そういうことでしたら特例としてお受けいたしましょう」
「9時15分開始ですが、物理的にお越しになることは可能ですか?」
「7時半に着く特急がありますので大丈夫です。」

6月23日受講決定!熱意は必ず伝わるものである。
私は諦めるということだけはしたくなかった。
6月初旬に仕事関係の試験を抱えていた私は、それが終わらないことには
上級もBLSも受けることは不可能だった。
受講申込書を印刷して、必要事項を記入して、担当者へ直接FAX。


英語のテキストをアマゾンから取り寄せた。
テキストの内容は、なんとか私にも理解出来るものであり、
英語もそれほど困るものではなかった。
「いける!」という手ごたえを感じた。

とりあえず、出来るところから一歩一歩・・
私のBLS取得に向けて、自分自身も周りの空気も動き始めた。

そんな折り、mixiで知り合った某サイトのインストラクターさんが
私用で、近くにいらっしゃることがmixi内の日記で判明。
普段はとてもお目にかかれるような距離ではない。
すぐにメール。
「お時間があれば、お食事でもしましょう!」
お目にかかるチャンスは5月25日(金)の夜だけ。
全ての調整をすぐにして、片道2時間バスに乗り、私はその方に会いに行った。

現地滞在3時間、往復4時間。
それでも私にとってはすごくすごく価値のあること。
私の熱意などをたくさんお話した。
「インストラクターになってね!がんばってね!応援してるよ!」
たくさん励まして頂き、私の想いは更に強いものになっていった。

そのときにそのインストラクターさんから
「もうすぐ日本語のテキストが出るよ」
と教えて頂いた。


上級を受けることが出来るようになったこと。
BLSインストラクターの方と知り合えたこと。
日本語のテキストが出たこと。

神さまが私に微笑んだ。
私はステージに立つことを許されたのだ・・きっと。



BLSforHCPを取得したいきさつ・・・その2

その1はコチラ

伊藤市長銃殺事件以降、自分の中で疑問や知識欲みたいなものがぐるぐるしていた。

「私・・もっと知らなくちゃいけないんじゃないの?いや・・知りたいんじゃないの?」

・・かと言って看護師になるとかってぶっ飛んでるし・・
と言うか看護師になる気はない・・
それより何より、美容業界で生きていたい。
とか色々・・混乱。。

・・・で混乱しているときに限って神様って意地悪。
友人の内科医からメールが飛んできた。

「AHAのBLS Healthcare providerだけど、日本ACLS協会のHP見てみるといいですよ。たぶんあなたなら取得出来ると思いますよ。Instructorになる道もあるしね。」

は?この先生何言ってますか。
だから私は美容業界なんだってば・・・・。。

・・・と思いつつ日本ACLS協会のHPを見ている自分。

インストラクターって別にこれを本職にする必要がないことがわかったり・・・
勉強の積み重ねで、別に医療従事者でなくても資格取得が可能なこともわかったり・・・

すっかりその気になっていた。(単純!)

そもそもエステティックというのは、医療に非常に近い位置づけである。いうなれば予防医学の一部と解釈している。
実際エステティシャンになるためのテキストは、免疫、細胞、筋肉、骨格・・そんなものが大半を占めている。
精神的リラクゼーションがもたらす自然治癒力や免疫力強化の部分も大きく学ばなければならない。

もうずっとなんだけれど、この先何がしたいかってよく考えていた。
もちろん夢はあるけれど、もっとこう違うカテゴリーで・・。
今のままののんびりエステを続けるのもいいのだけれど。。
最近「そうか・・これかぁ~・・・」っていうのが漠然と見えてきた。

アロマテラピーを医療現場へ・・という考え方があって、ちゃんと「日本アロマセラピー学会」なるものが存在する。
メディカルアロマの世界だ。
フランスなどでは、しっかり根付いていて、保険適応される精油もある。
☆日本アロマセラピー学会☆
もちろん私は医療従事の国家資格を持っているわけではないので学会に参加することは不可能なのだけれど。。

これって・・自分の色々(知識や医学的な知識欲や環境やリラクゼーションやもちろんエステや・・)にあてはめちゃっていいんじゃないの?って。。

出来る方面から勉強して責めてみよう。
私はすごい敏感肌で本当にアロマには消極的になっていたけれど、必ず方法があるような気がして・・。
大好きなのに、やり残している気がして・・。

救急・・予防医学・・代替医療・・アロマ・・エステティック・・そして自分。

ここ3年ぐらい・・走りに走ってみよう。
こんなエステティシャンがいたっていいじゃない?

アロマセラピストになるには、エステの知識(衛生学、公衆衛生学、免疫、解剖生理学(人体のしくみ)、トリートメント法、経営についてなど・・)に加え、精油の効能(って書いていいのかな・・?)
病理学全般:感染症、病原体の感染経路、病原体の防除法、微生物、一般内科、神経内科、脳神経外科、整形外科、眼科、耳鼻科、皮膚科、小児疾患、婦人疾患、泌尿器疾患、精神科疾患など・・
心理学(大学にて単位取得済みにて、結構得意分野♪)
というように幅広く(薄く)知る必要があり、セラピストへの道は超難関である。

でも・・・
古い友人の勧めで英語の勉強を続けてきたこと・・
アメリカにて暮らした経験があること・・
(AHAはアメリカの組織であるため、英語が必須になってくる)
ライフセーバーだったこと・・
エステティシャンの友人に出会って、エステの世界に出会ったこと・・
秘めた情熱をもった内科医に出会ったこと・・
元をたどればもっともっとたくさんの出会い。
全て人とのつながりの中で・・。


全てのことに意味があるような気がしてきた。
どれ一つ欠けても踏み出せてはいなかった。。
だから私・・やらなくちゃいけない気がした。


続く

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BLSforHCPを取得したいきさつ・・その1

~プロローグ~

私は地元のライフセービングクラブに所属していたライフセーバーだった。
最初クラブの門をたたいたときは、CPRなんてものは全然知らなかったし、
興味もなかった。
自分がこの世界にどっぷり浸かるなんてことは夢にも思っていなかった。

クラブでは、ミーティングのたびにCPRの練習をした。
まだ「口内異物確認除去」や「循環のサインの確認」「剣状突起から二指上」「脈の確認」などがあり
非常にややこしかったと記憶している。

ライフセーバーは必ずバディを組んでrescueにあたるという大前提があるが、
体力勝負。。ビーチランのあとすぐにCPRやバスケの3on3を5分してからCPR、チューブトレーニングの直後のCPRなど、
非常に厳しい条件の中でトレーニングを積んでいた。

年齢的にどうしても厳しかったこと・・
家庭生活の中で無理があったこと・・
などの理由で私は引退した。

しかし・・身に着けた、ファーストエイドの知識や、CPRなど・・
この経験を生かして何か出来ないだろうか・・と常に考えていた。
消防の普通救命講習を年3~4回のペースで受講し、
最新のガイドラインを学び続けていた。

そして周りの友人に講習受講を勧め続けていた。
それは段々と自分の使命なんだと思うようになっていた・・。
指導も出来るけれど、救急救命士でも医療従事者でもないし・・
きっとそんな資格は取れないんだと思い込んでいた。
しかし消防の講習内容はすでに身体に刻み込まれ、
頭打ち状態になっていた。。



~AHA BLSと出逢ったきっかけ~

今年の4月17日・・・
長崎市の伊藤市長が銃弾に倒れた・・。
ニュースの一報を聞いたときに、ボーゼンとなった。。
伊藤市長は私が長崎にて暮らしているときに、初当選にて長崎市長になった方。
たまたまアパートのまん前が選挙事務所で、なんとなく親しみがある人だった。
当選したときの喜びの空気が事務所から伝わってくるぐらい至近にあったので、一緒になって嬉しい気持ちになれた・・
そんな縁のあった方。。

長崎は原爆の地にて、核廃絶を強く訴えていたのが印象的。
雰囲気の柔らかな表情が私は結構好きだった。。



もしあのアパートにまだ私が暮らしていて、選挙事務所の前にいたら・・
私は何をしただろうか・・
市長は救急隊到着までどんな処置を受けていたんだろう。。

失血死・・・
心臓が裂けた状態だったそう・・・

おびただしい出血を見た場合・・CPRを施すことは有効なのか、それとも何もしてはいけないのか・・

私に答えは出なかった・・。

普通救命講習では「血は汚いものと思え」と教えられる。
感染を予防するために・・。

答えが見えたのは半日後・・。

そうか・・・
患部直接圧迫止血しながらの2Men CPRかもしれない。。
なんとなく、ふとそう思った。
しかし半日も答えが見つからなかった自分自身に猛烈に腹が立った。
「私は何を学んできたんだろう・・何も身についちゃいない。」

友人の内科医にメールで問い合わせた。

テレビで観てて、救急隊到着まで市長はうつぶせだったようなので、CPRは施されていなかった。
でも、救急隊到着後、即声かけと同時に心マが開始されていたからCPRは有効だろう。

果たして友人の内科医から返事がきた。

「長崎市長のようなケースにおいて、バイスタンダーは、一時救命処置として、何を行うべきかという御質問ですね。
基本的に、目に見える出血部位を圧迫止血しながら、CPRで正解です。
ただ、撃たれて倒れてますので、当然、頭部打撲や頸椎損傷の可能性を考えて、気道確保は、頭部後屈-顎先挙上法ではなくて、下顎挙上法、もしくは修正下顎挙上法が望ましいです。何故、望ましいかと言うと、市民のバイスタンダーにはそこまで要求しないからです。
もし、これらの手技の教育を希望されるなら、AHA(アメリカ心臓協会)のBLS(Basic Life Support) Healthcare providerの取得をお勧めします。」

私がAHA BLSforHCPと出逢った瞬間だった。。

その2に続く。

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